#530 ハーピィ・パフューマー

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾ミニBOX「サイン・オブ・ハーピィズ」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「華麗なる翼の乙女」

『ハーピィ・パフューマー』は風属性・鳥獣族の下級モンスターです。
自身を『ハーピィ・レディ』として扱うルール効果と、召喚・特殊召喚に成功した場合に魔法・罠カードをサーチする誘発効果を持ちます。
②の効果で『魅惑の合わせ鏡』をサーチすれば破壊された場合に備える事ができ、『万華鏡-華麗なる分身-』で『ハーピィ・レディ三姉妹』をリクルートする事もできます。『万華鏡-華麗なる分身-』はレベル4の『ハーピィ・レディ』をリクルートする事もできるため、このカード単体でランク4のエクシーズ召喚に繋ぐ事も可能です。レベル5以上の「ハーピィ」が存在する場合はサーチ枚数を2枚に増やす事ができますが、該当するモンスターは少なく、『ハーピィ・チャネラー』は自分フィールドにドラゴン族が存在する必要があり、『ハーピィ・レディ三姉妹』は単体では扱いづらい特殊召喚モンスターなので、常に狙える効果ではありません。『ハーピィ・チャネラー』で『ハーピィズペット竜』をリクルートするにしても、あちらに召喚権を使ってしまうと、こちらを出せなくなるのがネックになります。レベル4の「ハーピィ」2体で出せる『ハーピィ・レディ・SC』が併用のしやすさでは群を抜いています。

#529 ハーピィ・ハーピスト

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾ミニBOX「サイン・オブ・ハーピィズ」
(2)セレクションボックスVol.06

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「華麗なる翼の乙女」

『ハーピィ・ハーピスト』は風属性・鳥獣族の下級モンスターです。
フィールド・墓地で『ハーピィ・レディ』として扱うルール効果と、召喚に成功した時にお互いのモンスターをバウンスする誘発効果と、墓地へ送られたターンのエンドフェイズにサーチをする誘発効果を持ちます。
②の効果の発動条件は少々重く、このカードを召喚した時に他に鳥獣族を1体要求する以上、エクストラデッキのモンスターを対象にでもできないと見返りは小さいと言わざるを得ません。さらに効果の発動後はこのカードだけがフィールドに残ってしまう場合が多く、エクシーズ召喚やシンクロ召喚などに繋ぎにくくなってしまいます。鳥獣族は風属性が多く、『霞の谷の神風』と組み合わるのが効果的ですが、制限カードの『霞の谷の神風』を過信し過ぎるのは禁物です。【ハーピィ】では、『ハーピィ・チャネラー』から『ハーピィ・ダンサー』をリクルートし、『ハーピィ・ダンサー』の効果で召喚する事で効果を発動できます。『リビングデッドの呼び声』や『ヒステリック・パーティー』を複数採用している場合は、効果を発動する機会も多いでしょう。『霞の谷のファルコン』で『リビングデッドの呼び声』や『強化蘇生』を使い回す【霞の谷】や【ファルコンビート】でも活用が見込めます。その他では、条件さえ満たしていれば何度でも手札から特殊召喚できる『風霊神ウィンドローズ』や『神禽王アレクトール』、展開が容易でコストに使いやすい『風の精霊 ガルーダ』や『BF-精鋭のゼピュロス』などと好相性です。②のサーチ効果は範囲がかなり狭く、エンドフェイズに発動する事から速攻性には欠けるものの、発動条件は墓地へ送られた場合のみと緩いため、手札コストやエクシーズ素材にすればアドバンテージを得やすいと言えます。【ハーピィ】のキーカードである『ハーピィ・チャネラー』や『ハーピィ・パフューマー』をサーチ可能で、墓地へ送られた後も『ヒステリック・パーティー』や『ハーピィの羽根休め』に繋がります。【RR】、【ドラグニティ】、【霞の谷】のキーカードをサーチする事ができるため、これらのデッキでの採用も考えられます。『ブリザードサンダーバード』の効果に対応したモンスターの多くはこのサーチ効果にも対応しており、あちらの発動コストにこのカードを使う事で手札の消耗を抑える事ができます。『ブリザードサンダーバード』をサーチできない点は痛いものの、水属性・鳥獣族のデッキを組む際は是非採用したいところです。

#528 ハーピィ・チャネラー

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾ミニBOX「サイン・オブ・ハーピィズ」
(2)セレクションボックスVol.06

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「華麗なる翼の乙女」

『ハーピィ・チャネラー』は風属性・鳥獣族の下級モンスターです。
『ハーピィ・レディ』として扱うルール効果と、自分フィールドにドラゴン族が存在する場合にレベル7になる永続効果と、「ハーピィ」をリクルートする起動効果を持ちます。
②の効果の適用条件となるドラゴン族は③の効果でリクルートするのが基本で、『ハーピィズペット竜』共々ランク7のエクシーズ召喚を狙う事になります。『嵐征竜-テンペスト』も特殊召喚しやすいレベル7のドラゴン族です。また、『ハーピィ・パフューマー』などのレベル5以上の「ハーピィ」を要求する「ハーピィ」のサポートにもなります。『スワローズ・ネスト』による『ダーク・シムルグ』などのリクルートなどにも利用できますが、この効果は強制のため、ドラゴン族が存在する限りレベル4として扱えなくなる点は留意しておきましょう。③の効果は、手札コストとして「ハーピィ」カードが必要ですが、『ヒステリック・パーティー』での蘇生に繋げたり、手札で腐っている『ハーピィズペット竜』や『華麗なるハーピィ・レディ』などの処理に利用できるので、それほど重いものではありません。レベル4の「ハーピィ」をリクルートすればランク4のエクシーズ召喚や『ハーピィ・レディ・SC』のシンクロ召喚に繋げる事ができます。『ハーピィ・パフューマー』や『ハーピィ・ハーピスト』とは好相性であり、前者はこのカードの手札のコストによる損失を穴埋めでき、後者は手札コストにも使えます。変わったところでは、フィールドに2体、墓地に1体のモンスターを揃えられるため、『The アトモスフィア』の召喚も視野に入るでしょう。

#527 ハーピィ・レディ・SC

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾ミニBOX「サイン・オブ・ハーピィズ」
(2)セレクションボックスVol.06

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「華麗なる翼の乙女」

『ハーピィ・レディ・SC』は風属性・鳥獣族のシンクロモンスターです。
シンクロ召喚する際に「ハーピィ」1体をチューナー扱いにできる召喚条件と、『ハーピィ・レディ』として扱うルール効果と、魔法・罠カードの効果が発動した時、相手フィールドのモンスターあるいは自分フィールドの「ハーピィ」1体を手札に戻す誘発即時効果を持ちます。
自身をシンクロ召喚する場合、「ハーピィ」モンスターをチューナー扱いにできるので、【ハーピィ】で主力となりやすいレベル4の「ハーピィ」2体でシンクロ召喚できます。無理にチューナーを採用する必要がないため合理的です。『レスキューラビット』でリクルートした『ハーピィ・レディ』2体をシンクロ素材とする手もあります。フィールドに出しやすいレベル5以上の「ハーピィ」なので、『ハーピィ・オラクル』や『ハーピィの羽根休め』との相性は抜群です。②の効果のトリガーは自分のカードでも問題ないため、フリーチェーンの魔法・罠カードと合わせる事でフリーチェーンの除去のように扱えます。カードの発動だけでなく、効果の発動にも対応するため、このカードを特殊召喚した際の『ハーピィの狩場』の効果の発動もトリガーにする事ができます。アドバンテージを重視するなら相手モンスターをバウンスしたいところですが、『霞の谷の神風』のトリガーにしたい場合などは自分の「ハーピィ」をバウンスする選択も十分考えられます。素材に指定のないレベル8鳥獣族シンクロモンスターとして【鳥獣族】では貴重な存在であり、「ハーピィ」を多く採用せずに『ハーピィの羽根吹雪』の手札からの発動を狙えるようになります。風属性であるため、「スピードロイド」や「WW」の制約効果に引っかかる事もなく、②の効果は【ハーピィ】以外でも問題なく使用できるため、【風属性】などでも採用しやすいカードだと言えます。

#526 アルケミック・マジシャン

デュエルリンクスでの入手方法
(1)リサーチミッション

マスターデュエルでの入手方法
(1)マスターパック

『アルケミック・マジシャン』は闇属性・魔法使い族のエクシーズモンスターです。
自身を強化する永続効果と、手札1枚をコストに魔法カードをサーチする誘発効果を持ちます。
エクシーズ素材の指定が魔法使い族3体と重いため、「Em」あるいは『調弦の魔術師』、『召喚僧サモンプリースト』、『墓守の偵察者』、『ゼンマイマジシャン』といった展開力に長けるモンスターを利用するのが妥当です。『RUM-アストラル・フォース』で『ゴーストリック・サキュバス』からランクアップしたり、『RUM-幻影騎士団ラウンチ』でランク3から繋ぐ方法も考えられます。元々の攻撃力が低く、強化の数値も大きくないため、高い攻撃力を得るのは難しく、基本的にはサーチ効果を主軸として、アタッカーとしての運用は期待しない方が無難でしょう。サーチ効果の範囲は極めて広く、フィールド魔法以外の全ての魔法カードをサーチできますが、エンドフェイズにセットするので、次のターン以降にしか発動できず、速攻性に欠けます。サーチした情報は相手に公開されるため、次の相手のターンに対策される可能性は非常に高いと言えます。この点は速攻魔法であれば回避する事も可能です。ただし、『禁じられた聖槍』や『トーラの魔導書』といった速攻魔法は大抵が使い切りで、わざわざこのカードでサーチする意義があるかは微妙な部分もあります。制限の魔法カードをサーチして『砂利ケーン』でバウンスするというコンボも考えられますが、そこまでするなら『封印の黄金櫃』で十分でしょう。魔法カードのサーチ要員としては、こちらよりエクシーズ素材が1体多いものの、種族の指定がない『塊斬機ダランベルシアン』が存在します。魔法使い族に特化したデッキでない限り、あちらの方が召喚は易しく、メインフェイズにサーチして発動する事もできます。こちらは維持できれば毎ターン発動できる事と、手札に加えないため『灰流うらら』に妨害されないという利点もありますが、速攻性の乏しさを補うには少し物足りません。

#525 六花精プリム

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾メインBOX「アンチノミック・セオリー」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「雪月風華」

『六花精プリム』は水属性・植物族の下級モンスターです。
自分フィールドのモンスターがリリースされた場合に手札から特殊召喚する誘発効果と、植物族モンスター2体まで対象としそのモンスターのレベルを2つ上げる起動効果を持ちます。
「六花」はリリースする効果やコストとしてリリースを要求するカードが多く、自己特殊召喚効果を発動するのは容易です。②の効果は自身も対象にできるため、他のレベル4と共にランク6のエクシーズ召喚を狙う事ができます。効果の対象は“2体まで”なので、1体だけのレベルを上げる事も可能です。「六花」はレベルが2つ違いになっているため、1体だけに適用する場面も多いでしょう。単体としても、リリースなしで通常召喚可能なレベル6として扱う事ができるため、【ランク6】での採用も考えられますが、その場合はこちら以上に柔軟にレベル変更ができる『ガガガマジシャン』と競合します。【聖刻】のように①の効果も活かせるデッキや、他にもレベル4植物族を採用する場合、シンクロ召喚を併用する場合など、こちらの優位性が認められる状態での採用が妥当です。

#524 六花精シクラン

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾メインBOX「アンチノミック・セオリー」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「雪月風華」

『六花精シクラン』は水属性・植物族の下級モンスターです。
手札・フィールドの自身をリリースし、植物族モンスター2体まで対象としそのモンスターのレベルを2つ下げる起動効果と、リリースされたターンのエンドフェイズに自己再生する誘発効果を持ちます。
レベル調整を行う事で『六花精プリム』と同じく、エクシーズ召喚の幅を広げる事ができますが、こちらは自身をコストとしてリリースする必要があります。②の効果に繋がるとは言え、自分エンドフェイズに蘇生したモンスターの使い道は少なく、壁にしかならない場面も多いでしょう。『六花精エリカ』などの効果の発動条件にするのが定石ですが、「六花」はリリースを内包する効果が多く、他で間に合う事も多いため、使いにくさは否めないところです。できる限り相手ターンにリリースし、次の自分ターンで素材に使用する運用を心がけましょう。自己再生後にフィールドを離れると除外されるデメリットがありますが、エクシーズ素材にする事で回避できます。また、リリースされた場合に自己再生する点を活かし、【メガリス】で採用する事も考えられます。エンドフェイズに自己再生するという点も、相手ターンに儀式召喚を行う事が容易な【メガリス】では気にならないでしょう。