#336 毒蛇神ヴェノミナーガ

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デュエルリンクスでの入手方法
(1)第20弾ミニBOX「カース・オブ・ドレッド」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「大蛇の呪縛」

『毒蛇神ヴェノミナーガ』は闇属性・爬虫類族の特殊召喚モンスターです。
『蛇神降臨』と自身の効果以外で特殊召喚できない召喚制限と、自分の墓地の爬虫類族の数だけ攻撃力を自己強化する永続効果と、効果の対象にならず効果を受けない永続効果と、戦闘破壊され墓地へ送られた時に爬虫類族を墓地コストに自己再生できる誘発効果と、戦闘ダメージを与えた場合にハイパーヴェノムカウンターを置く誘発効果と、ハイパーヴェノムカウンターが3つ乗った時に特殊勝利する効果外テキストを持ちます。
大前提として、『毒蛇王ヴェノミノン』が破壊された時に『蛇神降臨』を発動する必要があります。『毒蛇王ヴェノミノン』は最上級モンスターですが、『ダメージ=レプトル』や『ダメージ・コンデンサー』などでデッキから容易に特殊召喚できます。特に『リミット・リバース』とは相性が良く、相手ターンに蘇生した後に自分ターンで守備表示にする事で能動的に破壊できるので、『蛇神降臨』の発動条件が整います。あらゆる効果を受けない耐性を持つため、戦闘破壊以外の方法で除去するのは極めて困難です。攻撃力の上昇率も及第点で、あらかじめ爬虫類族で墓地を肥やしておけば、強固な耐性と高い攻撃力で一気に相手を追い詰める事ができます。戦闘破壊されても即座に墓地から自己再生できるため、返しのターンで反撃する事も十分に可能です。『スネーク・レイン』、『ヴェノム・ショット』、『メタモルポット』、『魔導雑貨商人』、『手札抹殺』などを駆使して、爬虫類族を素早く墓地へ送りましょう。ただし、2500~3500程度の攻撃力では戦闘破壊される可能性が高く、自己再生すればするほど墓地の爬虫類族が減り、弱化してしまいます。『SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング』は天敵で、墓地の爬虫類族が9体以下の場合は自己再生すら封じられ、あっさり除去される羽目になります。また、『E・HERO ワイルドジャギーマン』や『究極恐獣』などの高攻撃力と全体攻撃能力を併せ持つモンスターに対しても、自己再生効果は実質的に無意味になります。特に『ZW-阿修羅副腕』を装備した『CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー』を相手にすると、このカードの攻撃力がどれだけ高くても必ず戦闘破壊される上に自己再生効果も機能しません。『邪神アバター』や『月鏡の盾』を装備したモンスターも単体では対処できず、こういったモンスターを相手にする際は、自己再生したところで墓地アドバンテージを無駄に失うだけなので控えた方が良い場合もあります。また、こちらの墓地に干渉する効果も致命傷になる事が多く、『イビリチュア・マインドオーガス』や『魂の解放』を使われると一気に攻撃力が下がり、簡単に戦闘破壊されてしまいます。『レインボー・ネオス』、『アンデットワールド』、『ヘル・テンペスト』などは相性が最悪で、攻撃力を0にされる上に自己再生すら発動できなくなり、完全に機能停止に追い込まれます。『次元の裂け目』や『マクロコスモス』などの無差別除外に関しては、このカードを出すための準備の段階で発動されるとほぼ詰みですが、出してしまえば何とかなる事も多いです。全てのモンスターの中でも最高クラスの耐性を持ちますが、戦闘破壊以外の除去手段も存在します。『溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム』や『ラーの翼神竜-球体形』、「壊獣」などの、効果ではなくコストとしてこのカードを処理する行為には無力です。『アポクリフォート・キラー』、『痛み分け』、『六花の風花』などの、プレイヤーにリリースや墓地へ送る行為を強要するカードにも対抗できません。さらに、『No.54 反骨の闘士ライオンハート』や『ディメンション・ウォール』のように、こちらの攻撃力を利用してダメージを与えてくるカードも苦手で、高攻撃力が仇となって大ダメージを喰らう羽目になります。特に【ガスタ】で『ダイガスタ・スフィアード』を相手にした場合は、逆ワンターンキルが成立するダメージを受ける事もあります。言うまでもなく、特殊召喚そのものを封じられた場合は出す事自体ができません。『神の警告』や『大天使クリスティア』などは、『蛇神降臨』の発動と自己再生の両方を封じてくるので要注意です。 『スキルドレイン』との関係については、このカードが先に出ている場合は、自身の耐性により一切の影響を受けません。逆に『スキルドレイン』が先に発動している場合は、効果を受けない永続効果自体が無効化され、耐性も攻撃力も全て無と化します。ただし、墓地で発動する自己再生効果だけは使用できるので、守備表示で自己再生し続けて壁にする事は可能です。また、耐性はフィールドでしか適用されないので、墓地で発動する自己再生効果は比較的妨害されやすいと言えます。『死霊騎士デスカリバー・ナイト』や『天罰』などのモンスター効果に対するカウンターや、墓地での効果発動を封じる『エンド・オブ・アヌビス』や『深淵に潜む者』などは厄介な相手です。ハイパーヴェノムカウンターで特殊勝利できる効果も持ちますが、決め手になる事は少ないのが実情です。相手はこのカードを処理できない状況ならば守勢に回るのが普通で、そうなると戦闘ダメージが生じにくくなり、カウンター自体を乗せられなくなります。一方、こちらが直接攻撃を決められる状況ならばカウンターが3つ乗る前に相手ライフが尽きるでしょう。とは言え、相手ライフを削り切れない状況などでは活きる場合もあるので、あって困る効果ではありません。