#424 月光紅狐

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第26弾メインBOX「ジャッジメント・フォース」
(2)デッキビルドBOX「ワイルド・スピリット」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「鳥と月の踊り」

『月光紅狐』は闇属性・獣戦士族の下級モンスターです。
効果で墓地へ送られた場合に相手モンスターの攻撃力を0にする誘発効果と、「ムーンライト」を対象とする効果の発動を無効にしてお互いのライフを回復する誘発即時効果を持ちます。
基本的に①の効果は融合素材として墓地へ送られた場合に発動する事になります。「ムーンライト」融合モンスターはどれも戦闘に特化した能力を持ち、『月光舞獅子姫』以外は相手モンスターをサンドバッグ状態にできるので弱化の恩恵は大きいと言えます。この効果は「ムーンライト」専用というわけではないため、墓地を肥やすギミックを採用しているデッキでは、使い切りの戦闘を補助する効果として利用できます。特に同じ属性で、攻撃力0が重要な要素となる【レプティレス】では、『おろかな埋葬』などと共にピン挿しすれば、任意のタイミングで発動できるので役立つと言えます。『犬タウルス』はダメージ計算時にこのカードを効果で墓地へ送る事ができます。他にも【炎王】や【オッドアイズ】など、キーカードでピンポイントにこのカードを破壊できるデッキには採用の余地があるでしょう。②の効果は墓地で発動するので①の効果とも併用しやすく、『月光舞獅子姫』以外の「ムーンライト」融合モンスターの耐性の穴を補う事ができます。ただし、無効にするだけで破壊しないので、『ダーク・アームド・ドラゴン』のように1ターンに何度でも発動できる効果に対しては無力です。また、1000ポイントという低くない量のライフを相手にも与えてしまいます。こちらが攻勢の場合は①の効果や「ムーンライト」融合モンスターの攻撃的な性能も手伝って、さほど気にかける事もないでしょうが、相手ターンに使う場合は相手にライフコストを与えてしまったという展開になる可能性も小さくはありません。コストとして除外してしまうと「ムーンライト」に豊富な蘇生・サルベージを活かせなくなるので、安易には使わずマストカウンターをしっかり見極める事を心がけましょう。総じて、「ムーンライト」の長所を伸ばし、短所もある程度補えるモンスターと言えます。下級「ムーンライト」の中では攻撃力が最も高いので、アタッカーとしての運用も可能です。