#430 魔導召喚士 テンペル

デュエルリンクスでの入手方法
(1)「カーリー渚」のデュエル報酬
(2)トレーダー
(3)育ててクリボー

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「魔導知識の術式」
(2)ストラクチャーデッキ「スペルブック・オブ・プロフェシー

『魔導召喚士 テンペル』は地属性・魔法使い族の下級モンスターです。
「魔導書」を発動したターンに自身をリリースしてレベル5以上の光属性または闇属性の魔法使い族をリクルートする起動効果を持ちます。
発動条件やデメリットはありますが、このカード単体を手札消費なしで魔法使い族上級モンスターに変えられるのは破格の効果です。リクルート先としては除去効果を持つ『魔導法士 ジュノン』が筆頭候補で、発動条件を満たしてリクルートした時点で墓地にコストを確保できているので相性は抜群です。『ネクロの魔導書』との相性も良く、このカードを蘇生する事で効果の発動条件を即座に満たせるほか、リクルートした上級モンスターが墓地へ送られた際のコストとして使用できます。注意点としては、蘇生させた時点でレベルが5以上になってしまうと効果を発動できなくなるため、『エフェクト・ヴェーラー』を除外するなどして工夫したいところです。ただし、特殊召喚はデッキからのみで手札からはできないので、目当てのモンスターを引いてしまうと腐りやすくなる欠点があります。この点は『ディメンション・マジック』を併用したり、『魔導法士 ジュノン』などの自己特殊召喚効果を持つモンスターを採用する事でカバーしましょう。効果を使用するターンはレベル5以上のモンスターを特殊召喚できなくなる制限が発生しますが、エクシーズ・リンク召喚であれば問題ありません。『ネクロの魔導書』や『ガガガマジシャン』などでレベルを変更すれば、制限に引っかからずにもう1体のエクシーズ素材を用意できるでしょう。とは言え、無理にエクシーズ召喚を狙うより、このカードでリクルートした上級モンスターでそのまま攻める方が無難ではあります。『時花の魔女-フルール・ド・ソルシエール』を特殊召喚する事で蘇生効果が利用できますが、制約により下級モンスターかエクシーズ・リンクモンスターしか蘇生できません。他にも『ブラック・マジシャン』や『D・D・M』など、特定デッキにおいてキーカードとなるモンスターもリクルートの範囲内です。『ブラック・マジシャン』を特殊召喚できる『熟練の黒魔術師』にはステータスと、手札からでも特殊召喚できる点で劣りますが、「魔導書」を採用している場合には発動条件を満たすのはこちらの方が格段に容易です。【魔導書】において、『魔導教士 システィ』とは競合する関係にあり、どちらを採用するかで構築がまるで変わってきます。自分フィールドががら空きの状態で相手にターンを渡す事を危険視する場合は、次のターンに攻める準備を整えるあちらよりも、フィールドに魔法使い族を残せるこちらを優先する方が良いでしょう。防御手段の要である『ゲーテの魔導書』がいつでも使える状況を保つ事にも役立ちます。もちろん、両方を採用する事も不可能ではありません。