#490 創星神 sophia

デュエルリンクスでの入手方法
(1)ランク戦

マスターデュエルでの入手方法
(1)レガシーパック

『創星神 sophia』は闇属性・天使族の特殊召喚モンスターです。
自分・相手のフィールドの儀式・融合・シンクロ・エクシーズモンスターを1体ずつ除外する召喚条件と、特殊召喚を無効化されないルール効果と、特殊召喚に成功した場合に他の効果をチェーンさせずにお互いの手札・フィールド・墓地のカードを全て除外する誘発効果を持ちます。
運用する際には、大前提として厳しい召喚条件が問題になります。相手フィールドのモンスターも利用できるとは言え、儀式・融合・シンクロ・エクシーズモンスターを1体ずつ揃えるのは並大抵の事ではありません。それぞれの召喚をサポートできるリンクモンスターを使用する場合は、レベルを持たない事から融合素材にしか使えない事を考慮する必要があります。シンクロ・エクシーズモンスターに関しては、融合召喚または儀式召喚用のモンスターを流用する事も可能なので選択肢の幅は広いです。相手フィールドのモンスターを利用できる状況は運次第なので、まずは自力で用意できるようにしておくべきでしょう。どれだけのディスアドバンテージを負ったとしても、特殊召喚に成功した時点で帳消しにできるため、カードの消費は度外視して特化したデッキ構築を行うのが妥当です。ただし、それぞれの召喚条件を準備する段階で妨害されると、一気に戦略が瓦解する危険性がある事は常に考慮する必要があります。苦労して並べたモンスターを除去されたり、『王宮の鉄壁』などで特殊召喚そのものを封じられると目も当てられない事になります。また、このカードを手札に用意できなければ話にならないので、『おろかな埋葬』で墓地へ送ってからサルベージする、『セフィラの神託』でデッキトップに置いてからドローする、など確実性を重視しましょう。『悪王アフリマ』や『妖醒龍ラルバウール』のサーチにも対応しており、ランク1~3の「ゴーストリック」に重ねてエクシーズ召喚できる『ゴーストリックの駄天使』は召喚条件としても使える他、サーチ効果で『妖醒龍ラルバウール』の効果に必要な手札コストを確保する事もできます。儀式モンスターを用意する方法に関しては、基本的に儀式魔法と儀式モンスターとリリース要員の3枚が必要になります。『儀式の下準備』は儀式魔法と儀式モンスターを揃えられるものの、『儀式の下準備』そのものがサーチが難しいため期待し過ぎるのは禁物です。『限定解除』や『リターン・オブ・ザ・ワールド』を使う手もありますが、前者は事故を起こす可能性が高く、後者は罠カードゆえの遅さと墓地に儀式モンスターを置く手間が評価を下げます。とにかく儀式召喚はカード消費が大きい上に運に依存する傾向が強いため、サーチやアドバンテージ回復手段が豊富な「リチュア」、「影霊衣」、「サイバー・エンジェル」は有力候補です。他には墓地効果により手札消費を抑えられる『光子竜降臨』と『光子竜の聖騎士』、サーチとリリース要員の確保を同時に行える『魔神儀-カリスライム』、墓地アドバンテージを他の召喚法に活かしやすい『高等儀式術』、『守護神-ネフティス』へ繋ぐ事でリンク先の確保をしながら自己再生の準備を整えられる『ネフティスの祀り手』などが狙い目です。融合モンスターを用意する方法に関しては、融合素材となるモンスター2体以上と融合召喚を行うカードの3枚以上が必要になります。ただし、召喚ルール効果により融合召喚以外の方法で特殊召喚できるモンスターも多いため、消費を抑える事は難しくありません。また、モンスターを大量に並べられるのであれば『氷獄龍 トリシューラ』を使うのも一つの手です。『ユニオン・キャリアー』をリンク召喚し、『サイバー・ドラゴン』を装備する事で『キメラテック・フォートレス・ドラゴン』へ繋ぐ事ができます。『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』はリンクモンスターを利用できるだけでなく事故率を抑える事もできるため採用しやすいでしょう。他にも、サーチが可能で1枚で融合召喚できる『簡易融合』や『ブリリアント・フュージョン』などは有力候補ですが、どちらも制限カードであるため、これらだけを当てにする事は難しいのが現状です。シンクロモンスターを用意する方法に関しては、チューナーとチューナー以外のモンスターの2体以上が必要となります。シンクロモンスターには、儀式魔法や儀式モンスターをサーチできる『虹光の宣告者』や、自身が融合素材代用モンスターである上に融合召喚を行う効果を持つ『ドロドロゴン』など、他の召喚方法をサポートできるカードが多いですが、これらのカードは効果を使用するとフィールドから離れてしまうため、蘇生手段も用意しておきたいところです。『シンクロ・フュージョニスト』をシンクロ素材に使う事で「融合」「フュージョン」をサーチしたり、リリースされた場合に蘇生できる『オルターガイスト・ドラッグウィリオン』を儀式召喚に使用するのも手です。チューナーにもサーチやリクルートを行えるカードは多いため、それらを意識するのも大切です。エクシーズモンスター用意する方法に関しては、同じレベルのモンスター2体以上が必要となります。他の召喚法と違い、トークンを利用する事ができません。一部の「十二獣」や『宵星の機神ディンギルス』のように1体でエクシーズ召喚できるモンスターも存在するものの、基本的に2枚以上の消費は避けられないと思っておきましょう。そのため、サーチやリクルートなどでアドバンテージを稼げるモンスターを採用する事が重要になります。効果モンスター以外のモンスターに限定されますが、『ダイガスタ・エメラル』は他の召喚法のモンスターを蘇生する事ができます。また、各種召喚方法のサポートが可能なリンクモンスターを使用する事も考えて損はありません。『プロキシー・F・マジシャン』は融合素材がフィールドに限定されますが、その融合モンスターをトリガーに手札から特殊召喚できます。『水晶機巧-ハリファイバー』はレベル3以下であれば任意のチューナーをリクルートできるので柔軟な運用が可能です。他にも『聖騎士の追想ゾルデ』、『ドラグニティナイト-ロムルス』、『サイバース・ウィッチ』などは種族の指定こそあるものの、サーチや展開できる効果を持つ有用なカードです。【DD】や【竜剣士】ならば、融合・シンクロ・エクシーズモンスターの3種類までは揃えやすく、儀式召喚を加えられる余地もあります。【融合召喚】をベースとする場合、様々な通常モンスターのサポートカードを活用できるでしょう。通常モンスター軸の【E・HERO】や【ジェムナイト】ならば、シンクロ召喚は『ナチュラル・チューン』、儀式召喚は『高等儀式術』、エクシーズ召喚は『レスキューラビット』で補助できます。【サイバース族】ならば、4種類全てのモンスターが存在し、各特殊召喚サポートとなるリンクモンスターも存在します。【占術姫シャドール】ならば、儀式・融合モンスターに加えてチューナーを確保できます。【不知火ヴェンデット】ならば、儀式・シンクロモンスターを用意できる他、『不知火の宮司』でエクシーズ召喚の補助が、『不知火の隠者』や『不知火流 才華の陣』で発動前後のケアが可能です。手札・フィールド・墓地のカードを全て除外するという効果は『海竜神-ネオダイダロス』をも凌駕するリセット効果であり、自身の効果により特殊召喚は無効化されず、特殊召喚に成功した時に発動する効果にチェーンする事も許さないため、相手が防ぐ事はほぼ不可能です。そのため、『スキルドレイン』などを先出しされたり、特殊召喚以前に『和睦の使者』などを発動されていない限り、ほぼ確実に直接攻撃を通す事ができます。ただし、モンスター効果を発動した後は一切の耐性を持たないので、相手にターンを渡してしまうと、引き当てた1枚で状況を五分に戻され、泥沼の耐久戦に突入する恐れもあります。相手ライフが無傷ならば、直接攻撃を3回成功させなければならない微妙な攻撃力も不安要素の一つです。『ゼラの天使』や「サンダー・ドラゴン」を除外に巻き込む事で追撃要員を確保する事もできなくはありませんが、積極的に狙うのは難しいでしょう。『焔聖騎士導-ローラン』や『昇竜剣士マジェスターP』のように発動とサーチのタイミングが異なるカードで手札を補充するのも手です。『源竜星-ボウテンコウ』や『ネフティスの祀り手』を用いる事で「メタファイズ」を除外に巻き込む事もできます。変わった利点としては、相手の『神光の宣告者』や『E・HERO アブソルートZero』を特殊召喚の素材にしてしまう事で効果を使わせる事なく除去できますが、前者については融合・シンクロ・エクシーズモンスターをチェーンブロックなしで展開するのは手札消費が激しく、現実的ではありません。また、除外へのメタカードは多く、それによって妨害される可能性がある事は常に考慮しなければなりません。除外自体を封じる『カオスハンター』や『王宮の鉄壁』が存在すると、モンスター効果を発動する以前に特殊召喚そのものができなくなってしまいます。『始祖竜ワイアーム』、『ヴェルズ・タナトス』、『奇跡のジュラシック・エッグ』、『毒蛇神ヴェノミナーガ』のように除外されないモンスターや、除外されても自力で帰還する『異次元の生還者』、『異次元の偵察機』、『ゼラの天使』、あるいは除外をトリガーにサーチを行うモンスターなどを相手がデッキに投入している可能性もあります。これらのモンスターに力負けするステータスではありませんが、こちらの手札も尽きている以上、壁にされて戦闘ダメージを減らされる事は大きなディスアドバンテージです。最悪の仮想敵は『ユベル-Das Abscheulich Ritter』で、『ユベル-Das Extremer Traurig Drachen』を特殊召喚されると効果で簡単に除去される上に、さらに大きな効果ダメージを受けてしまいます。