#666 時械神ザフィオン

デュエルリンクスでの入手方法
(1)「ゾーン」のレベルアップ報酬

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「未来よりの刺客」

『時械神ザフィオン』は水属性・天使族の最上級モンスターです。
「時械神」共通のデッキから特殊召喚できない召喚制限、リリースなしで召喚できる分類されない効果、戦闘・効果で破壊されず自分への戦闘ダメージを0にする永続効果、自分スタンバイフェイズにデッキに戻る誘発効果と、戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に相手フィールドの魔法・罠カードを全てデッキに戻す誘発効果と、フィールドから墓地へ送られた場合にドローできる誘発効果を持ちます。
「時械神」共通の性質として、デッキからリクルートできない制約があります。『時械巫女』や『無限光アイン・ソフ・オウル』はこの制約を無視してリクルートする事が可能です。①の効果により、リリースなしで召喚できるので、最上級モンスターでありながら手札事故の要因にはなりにくいと言えます。②の効果のおかげで③の効果を活かせない状況でも、往復1ターン限定の壁としては十分に機能します。永続効果のため、大型モンスターの多くが苦手とする『SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング』を恐れる必要は皆無です。④の効果による自己バウンスを回避したい場合は、『強制脱出装置』などで手札に戻す、『月の書』などで裏側表示にする、などの方法が考えられます。相手ターンの防御手段を別に用意し、効果発動後のメインフェイズ2に『アドバンスドロー』でドローに変換するのも手です。メインフェイズ2に『強制転移』などで相手モンスターとコントロールを交換した場合、このカードは直後の相手スタンバイフェイズに自分のデッキに戻るので、実質的に相手モンスターのコントロールを奪取できます。「時械神」の性質上、基本的に1ターンに1体しか展開できないので、召喚時に『神の宣告』を撃たれると無防備になりやすいのが難点です。攻撃宣言が効果のトリガーなので、『ネクロ・ガードナー』などで攻撃を阻まれると途端に不利になります。他のモンスターによるサポートも考慮に入れる必要があるでしょう。また、破壊以外には一切の耐性を持たないため、再利用できるバウンスはまだしも、除外や効果の無効化には極めて弱く、守りを固める場合は『神縛りの塚』などと併用したいところです。『光神化』とは相性が良く、元々の攻撃力が0である上に、効果で破壊されないのでデメリットはほとんどありません。手札消費は激しくなりますが、他の「時械神」を通常召喚できれば、メインフェイズ2にランク10のエクシーズ召喚に繋げる事も可能です。『虚無空間』とも好相性で、このカードの召喚は阻害されず、デッキに戻る事であちらの自壊も避けられます。同様の理由で『強欲で謙虚な壺』や『命削りの宝札』などの特殊召喚できなくなる制約を持つドローソースも併用しやすいでしょう。ただし、重要なサーチカードの『時械巫女』とは相性が悪いので、採用する枚数は吟味する必要があります。③の効果は、破壊耐性を持つこのカードを処理できないために相手が発動しなかった魔法・罠カードを一掃するのが主な用途になります。『魔封じの芳香』やハンデス系のカードと併用すれば、相手がセットした魔法・罠カードを一気にデッキへバウンスできます。『レッド・リブート』は確実に攻撃を通す補助になる上に、相手がデッキから新たにセットしたカードもまとめて処理できます。④の効果については、破壊耐性を持つ上にスタンバイフェイズにデッキに戻ってしまうため、効果を発動するためには、能動的に墓地へ送る必要があります。シンクロ・エクシーズ素材にするには高過ぎるレベルがネックになる場合が多いので、『転生炎獣アルミラージ』などのリンク素材にするか、フィールドのモンスターをコストとして発動できるカードと併用するのが妥当です。フリーチェーンで発動できるカードのコストにすれば、バウンスや除外に対するサクリファイスエスケープを行いつつ、確実に効果を発動させたり、相手ターンの壁とした後にドロー効果を発動できます。水属性なので、『水霊術-「葵」』のコストに利用できる他、『サルベージ』で回収する事で再利用できるのも利点です。④の効果の存在から、耐性を無効にされて破壊されたり、破壊以外の方法で墓地へ送られた場合にも、ディスアドバンテージを軽減できるため、他の「時械神」と比べて、壁としての性能は若干高いと言えます。