#187 サイファー・スカウター

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デュエルリンクスでの入手方法
(1)トレーダー

マスターデュエルでの入手方法
(1)マスターパック
(2)ストラクチャーデッキ「レイジ・オブ・サイファー」

サイファー・スカウター』は地属性・機械族の下級モンスターです。
戦士族モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に攻撃力・守備力を自己強化する誘発効果を持ちます。
破格の強化値を誇り、戦士族モンスターと戦闘する際は攻撃力3350・守備力3800という最上級モンスターをも凌駕するステータスになります。レベル3としては、効果を発動した『お注射天使リリー』に一歩及びませんが、戦士族モンスターとの戦闘ではほぼ無敵で、「HERO」や「六武衆」を筆頭とする【戦士族】に対して強烈なメタとして機能します。セットする、相手ターンに戦士族モンスターに攻撃されてリバースする、自分ターンに攻撃表示に変更する、という流れが理想的です。この流れならば『神の警告』などに妨害されない上に、2000~3000の戦闘ダメージが期待できます。元々のステータスもレベル3の壁としては申し分なく、『巨大ネズミ』でリクルートできるのも強みです。『次元幽閉』などには無力ですが、『奈落の落とし穴』に引っかからず、『月の書』や『強制脱出装置』はそれほど痛手にはなりません。ただし、『SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング』には太刀打ちできず、効果を発動する事すらできないので、いざという時のために『強制脱出装置』などを温存しておくのも良いでしょう。強制効果ゆえに一部の例外を除けば最後に処理する関係上、『収縮』などの効果は元々の攻撃力を参照され、仮に弱化効果を受けても攻撃力2000以上は確定するので致命的なダメージは受けにくいと言えます。このカードの効果の後に処理を行う可能性があるのは、永続効果と、相手から攻撃された場合の相手の強制効果くらいのもので、攻撃力2000未満の戦士族モンスターならば、『オネスト』を使われたとしてもこちらが勝てます。こちらから攻撃する場合に限るものの、『眠れる巨人ズシン』も戦闘破壊できます。『DNA改造手術』で種族を変更したり、『平和の使者』などと併用する事でより凶悪なアタッカーと化します。『鎖付き尖盾』とは驚異的に相性が良く、セット状態で戦士族から攻撃を受けた際に装備すれば、下級モンスターの単体強化としては規格外の守備力7650で撃退防御が可能です。一方、強制効果が仇になるのは、発動タイミングが固定されているので無効化に弱い点です。戦士族以外に対しては凡庸な壁に過ぎず、【戦士族】を相手にする場合でも、戦士族以外の攻撃力1400~1900のリンクモンスターを出されるとあっさり処理されてしまいます。基本的にはサイドデッキに採用するべきカードです。戦士族メタとしては『パペット・プラント』と競合します。あちらは戦士族モンスターをコントロール奪取できる代わりに、エンドフェイズまでに奪ったモンスターを処理する必要があります。種族が違うので、どちらを採用するかはメインデッキ次第です。