#523 水の魔導師

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾メインBOX「アンチノミック・セオリー」

マスターデュエルでの入手方法
(1)デュエルリザルト

『水の魔導師』は水属性・水族の下級モンスターです。『マリン・ビースト』の融合素材に指定されています。
レベル・属性・種族が同じ『水の踊り子』と『弓を引くマーメイド』とは攻撃力が同じで、こちらの方が守備力が低いです。しかし、このカードは自身が融合素材に指定されているため、『融合準備』、『融合派兵』、『E・HERO プリズマー』などに対応しています。また、『マリン・ビースト』は『簡易融合』に対応しており、もう一方の融合素材である『ベヒゴン』共々『サルベージ』に対応しているという利点もあります。
ラッシュデュエルにも登場しています。

#522 鍵魔人ハミハミハミング

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾メインBOX「アンチノミック・セオリー」
(2)第38弾メインBOX「ファンタスティック・アーク」

マスターデュエルでの入手方法
(1)マスターパック

『鍵魔人ハミハミハミング』は水属性・悪魔族のエクシーズモンスターです。
墓地の「魔人」エクシーズモンスター1体を蘇生させ、エクシーズ素材を補充する誘発効果と、「魔人」に直接攻撃能力を付与する起動効果を持ちます。
エクシーズ素材に指定がないため、エクシーズ召喚は容易です。①の効果はエクシーズ召喚以外の特殊召喚でも発動でき、同名カードを蘇生する事もできます。『バハムート・シャーク』の特殊召喚効果に対応している点もメリットです。容易にエクシーズモンスターを2体並べる事ができるので、『エクシーズ・ギフト』や『エクシーズ・ユニバース』の発動条件を単体で満たす事ができます。これらのカードは【バハムート・シャーク】とも相性が良いので、エクストラデッキの兼ね合いこそ難しくなるものの共存は可能です。『FNo.0F 未来皇ホープ』とも相性が良く、①の効果で「魔人」エクシーズモンスターを蘇生する事でエクシーズ召喚する事ができます。『バハムート・シャーク』でこのカードを特殊召喚し、『FA-ブラック・レイ・ランサー』に繋げる事でも条件を満たすので、このカードを使用するなら併用も考えられます。①の効果には回数制限がないため、蘇生可能な同名カードが複数存在すれば、1度の効果で全てを蘇生できます。水属性である事から『マスター・ボーイ』のリンク召喚に繋げても良いでしょう。エクシーズ素材を補充する効果については、「魔人」には戦闘を補佐する効果が多い点と、相手ターン中に無防備になりやすい点から、ディスアドバンテージとなる恐れが高いと言えます。そもそもエクストラデッキに「魔人」エクシーズモンスターが残っているなら、それをエクシーズ召喚すればいいだけの話であり、エクストラデッキの「魔人」が尽きた時や、②の効果目当てで蘇生した「魔人」による直接攻撃のダメージを稼ぎたい時に使用するのが妥当です。『エクシーズ・リバイブ・スプラッシュ』の②の効果でこのカードに『バハムート・シャーク』を重ね、エクシーズ素材となったこのカードをあちらのコストで墓地へ送り、2体目を特殊召喚する事で1体目を蘇生する事ができます。『エクシーズ・リバイブ・スプラッシュ』は①の効果でこのカードや墓地の「魔人」を蘇生できるので腐る心配もありません。②の効果は自身にも適用できるため、相手ライフが1100以下ならフィニッシャーになれます。ただし、直接攻撃だけが目的であれば攻撃力2000の『No.47 ナイトメア・シャーク』が存在するため、他の「魔人」の効果と併用する事が前提と言えます。特に『管魔人メロメロメロディ』とは相性が良く、単体で2800ダメージ、『団結の力』を使用すれば6000ダメージに達します。状況次第ではワンターンキルも可能であり、攻撃した後は『FNo.0 未来皇ホープ』のエクシーズ召喚を行う事で相手ターンの壁とする事ができます。

#521 六花聖カンザシ

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾メインBOX「アンチノミック・セオリー」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「雪月風華」

『六花聖カンザシ』は水属性・植物族のエクシーズモンスターです。
モンスターがリリースされた場合に自分・相手の墓地のモンスター1体を効果を無効にし植物族にして蘇生する誘発効果と、植物族モンスターが効果で破壊される場合にフィールド・手札の植物族を身代わりにリリースできる永続効果を持ちます。
①の効果の発動条件は、リリースするモンスターの種類および場所に制限がなく、リリースに関する効果を持つモンスターが多い「六花」なら満たすのは難しくありません。リリースする事で生じたディスアドバンテージを即座に回復でき、相手モンスターを蘇生した場合でも植物族扱いになるため「六花」モンスターのコストやエクシーズ素材として使用できます。蘇生効果持ちのランク6は貴重ではあるものの、発動条件がリリースであるため「六花」以外で扱えるデッキは限られます。【聖刻】では「聖刻」のリリースされた場合に発動する効果も適用できるため、蘇生した「聖刻」をリリース要員あるいはエクシーズ素材とする運用が可能です。②の効果は植物族モンスターの効果破壊を防ぎつつ、植物族をリリースする事で、「六花」モンスターや『六花の風花』の効果を発動する事ができます。手札からリリースした場合はそれらのトリガーにはなりませんが、このカードの①の効果のトリガーにはなれます。ただし、このカードはそれほどステータスが高いわけではないため、戦闘であっさり対処される可能性がある点には注意が必要です。自分の効果破壊に対して発動する事もできるので、全体除去とコンボするという手もあります。

#520 六花精エリカ

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾メインBOX「アンチノミック・セオリー」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「雪月風華」

『六花精エリカ』は水属性・植物族の上級モンスターです。
植物族が戦闘を行う攻撃宣言時自身をリリースすることで戦闘を行う植物族の攻撃力・守備力を1000上昇する誘発効果と、自分フィールドの植物族がリリースされた場合に守備表示で自己再生する誘発効果を持ちます。
①の効果による上昇値は『召喚師アレイスター』と同じ1000であり、植物族の戦闘を補助できます。ただし、発動のタイミングが攻撃宣言時で、ダメージステップに発動できない点から他のコンバットトリックに比べて奇襲性は多少低いと言えます。とは言っても、『六花精プリム』などの“自身以外がリリースされた事をトリガーとする誘発効果”はダメージステップには発動できないため、それらのトリガーとする分には問題ありません。また、相手の攻撃を返り討ちにできる場面で、この効果をトリガーに特殊召喚を行うとバトルステップの巻き戻しが発生してしまう点には注意が必要です。②の効果は守備表示で自己再生する関係上、アタッカーとしては運用できないため、①の効果を狙うか、各種素材とするのが妥当です。エクシーズ素材にすれば、フィールドを離れた場合に除外されるデメリットも回避できます。発動条件も「六花」ならば満たすのは難しくありません。ただし、リリースが行われる前の時点でこのカードが墓地に存在している必要があるため、フィールドのこのカードを①の効果などでリリースし墓地へ送った場合には発動できません。攻撃力・守備力共に「帝」のサポートを受けられる数値であり、レベル6である事から、植物族をリリースしてレベル6の「帝」をアドバンス召喚すれば、自己再生したこのカードと合わせて2体のレベル6を並べる事ができます。ただし、「帝」と相性の良い植物族は多くないため、【帝王】に採用するのは厳しいでしょう。

#519 六花精ヘレボラス

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾メインBOX「アンチノミック・セオリー」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「雪月風華」

『六花精ヘレボラス』は水属性・植物族の最上級モンスターです。
自分フィールドに「六花」モンスターが存在する場合に手札・フィールドの自身をコストとしてリリースし、自分フィールドのモンスターを対象とするモンスター効果を無効にする誘発即時効果と、自分フィールドの植物族をコストとしリリースし守備表示で自己再生する起動効果を持ちます。
①の効果は、手札から発動できる点と対象を取る効果を無効にできるモンスターという点で『古聖載サウラヴィス』と同じです。自分フィールドに「六花」モンスターが必要である点と魔法・罠カードに対応していない点で劣ります。また、あちらは発動を無効にするのに対し、こちらは効果を無効にするのでダメージステップでの発動もできません。こちらの利点としては、フィールドからでも発動できる点とコストとしてリリースを行う事で「六花」とシナジーがある点が挙げられます。無効にするだけで破壊できないため、『ダーク・アームド・ドラゴン』などには効果の再発動を許してしまう点は同じ弱点です。②の自己再生効果はコストが必要ではあるものの、能動的な自己再生が可能である事に加え、コストとして行うリリースも【六花】であれば様々な効果のトリガーにできるため、ディスアドバンテージは回復しやすいと言えます。②の効果で蘇生後に①の効果を発動すると除外されてしまうため、エクシーズ素材に使用してデメリットを回避しつつ、使い回す運用が基本となるでしょう。

#518 紅姫チルビメ

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾メインBOX「アンチノミック・セオリー」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「雪月風華」

『紅姫チルビメ』は地属性・植物族の最上級モンスターです。
他の植物族への攻撃を制限する永続効果と、相手によって墓地へ送られた場合に植物族をリクルートする誘発効果を持ちます。
他の“植物姫”と異なり、攻撃力は下級モンスター並みで、代わりに守備力が高いです。攻撃力が低い事で②の効果を発動しやすくなっているとも言えます。①の効果で攻撃対象を自身に限定する事ができるので、守備表示で特殊召喚する事で他のモンスターを守りつつ、②の効果の発動を促したり、2体並べる事でロックをかける事もできます。相手によって墓地へ送られた場合に植物族をリクルートできますが、能動的に発動するには自爆特攻するしかないので、相手に除去された場合の保険と考えた方が良いでしょう。『メリアスの木霊』や『アロマセラフィ-ジャスミン』とは特に相性が良く、あちらの効果でこのカードを特殊召喚すれば、攻撃対象をこのカードに限定し、あちらを維持しやすくなります。『アロマセラフィ-ジャスミン』のリンク先に存在すれば、ライフ次第ではあるものの戦闘破壊耐性を獲得し、より強固な壁になります。このカードの効果で『姫葵マリーナ』をリクルートする事で、他の植物族への攻撃を躊躇わせる事も可能です。先攻1ターン目に守りを固めたり、『コアキメイル・グラヴィローズ』のように極力フィールドに維持したいモンスターを守るために並べるといった運用が可能な【植物族】において有用なカードだと言えるでしょう。

#517 No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第33弾メインBOX「アンチノミック・セオリー」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「雪月風華」

『No.87 雪月花美神クイーン・オブ・ナイツ』は水属性・植物族のエクシーズモンスターです。
1ターンに1度、3種の効果から1つを選んで発動できる誘発即時効果を持ちます。
選択できるのは、伏せカード1枚を封印する、植物族専用の『月の書』、攻撃力を300ポイントアップする、のいずれか1つだけですが、フリーチェーンで使用できます。とは言え、レベル8モンスター3体という素材は非常に重く、耐性も皆無のため、正規の手順でエクシーズ召喚する手間に見合うとは言えません。一つ目と二つ目の効果については、『神竜騎士フェルグラント』による耐性付与で事足りる場合が多く、三つ目の効果にしても、同じ素材で攻撃力4500の『超銀河眼の光子龍』が存在します。ランク8としては汎用性が非常に低いですが、植物族以外の特殊召喚に制限がかかる効果が多い【六花】では採用の余地があります。『六花精スノードロップ』の効果や、『六花聖カンザシ』に『RUM-アストラル・フォース』を使う事で容易にエクシーズ召喚が可能です。後者の場合、あちらの①の効果で蘇生したモンスターを裏側守備表示にする事で効果が使えるようになるので相性が良いと言えます。蘇生制限は満たせないものの、『六花聖ストレナエ』の②の効果で特殊召喚する方法もあります。『六花聖ティアドロップ』や『森羅の守神 アルセイ』には劣りますが、攻撃力では優るため、対象を取る効果への耐性持ちを相手にする場合は活躍できる場面もあるでしょう。また、『No.78 ナンバーズ・アーカイブ』から特殊召喚すれば、素材の重さを克服できる上、自身を裏側守備表示にする事でエンドフェイズの除外も回避できます。ただし、この場合もリバース効果や自己再生効果を併せ持つ『No.24 竜血鬼ドラギュラス』と競合します。ステータスの高さやランクで差別化を心がけましょう。