#200 The tripping MERCURY

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デュエルリンクスでの入手方法
(1)決闘年代記GX 光の結社編
(2)ログインボーナス/キャンペーン報酬

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「七つの宝玉」

『The tripping MERCURY』は水属性・水族の最上級モンスターです。
フィールドのモンスターを攻撃表示にする誘発効果と、モンスター3体をリリースし召喚できるルール効果と、その場合に全体弱体化を適用する永続効果と、2回攻撃できる永続効果を持ちます。
①②③の効果はアドバンス召喚に関する効果です。3体をリリースしてアドバンス召喚すれば、①の効果で相手モンスターは攻撃表示になり、③の効果で攻撃力0も同然の状態になるため、④の効果による連続攻撃で4000ダメージを期待できます。とは言え、消費が激しいのは言わずもがなであり、3体リリースを要求するモンスターには、このカードより強烈な効果を持つ『神獣王バルバロス』や『D-HERO Bloo-D』などが存在します。③の効果は元々の攻撃力を参照するため、自身の効果で攻撃力が変動するモンスターに対しては影響できない場合もあります。このカードは耐性を一切持たないため、召喚直後に除去されると多大なディスアドバンテージを負う羽目になり、自身をサーチする手段が乏しい事も相まって汎用性は低く、扱いづらさが目立ちます。アドバンス召喚する必要がある点を活かし、『進撃の帝王』で耐性を付与するのは半ば必須です。③の効果はこのカードがフィールドに存在する限り、適用され続ける永続効果なので、後から出てきたモンスターも軒並み弱化できます。単純な戦闘に対して強気で構えていられるのは間違いないので、耐性面をサポートすれば、それなりの活躍は見込めます。ただし、不安定さを抱えている事には変わりないので、ワンターンキルを目指すか、戦闘以外で突破されないように盤石な布陣を敷くか、どちらかを明確な軸として定める必要があります。また、戦闘において無敵と言えるわけではなく、弱化を受けても攻撃力2500を維持する『SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング』には敵わず、『オネスト』によって相打ちに持ち込まれる可能性もあるので、油断は禁物です。相手モンスターを戦闘破壊しやすい状況を作り出せるので、『ジャンク・アタック』などとは相性が良いです。「禁じられた」カード全般とも好相性で、自身の弱化や相手の強化を踏まえても戦闘破壊されにくいと言えます。④の効果はアドバンス召喚しなくても適用されますが、攻撃力は『ツインヘデッド・ビースト』より300高いだけなので、活かせる場面は少ないでしょう。優先的に特殊召喚するほどの価値はないので、アドバンス召喚以外の運用を考える場合は、「アクアリウム」などの水族サポートを利用する中での選択肢の一つに含めるのが妥当です。3体分のリリースになる『神・スライム』や、『神・スライム』を特殊召喚できる『ガーディアン・スライム』は属性・種族が同じなので、サポートカードを共有できます。