#570 マジカル・アブダクター

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第38弾メインBOX「ファンタスティック・アーク」
(2)第46弾メインBOX「ソルフレア・ライトニング」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「知識を束ねる魔導王」
(2)ストラクチャーデッキ「スペルブック・オブ・プロフェシー

『マジカル・アブダクター』は地属性・魔法使い族の下級モンスターです。
ペンデュラムモンスターに属し、魔法カードが発動する度に魔力カウンターを自身に乗せるペンデュラム効果と、魔力カウンターを3つ取り除いてペンデュラムモンスターをサーチするペンデュラム効果と、魔法カードが発動する度に魔力カウンターを自身に乗せる永続効果と、魔力カウンターの数だけ自己強化する永続効果と、魔力カウンターを3つ取り除いて魔法使い族・レベル1モンスターをサーチする起動効果を持ちます。
ペンデュラム効果とモンスター効果の両方で魔力カウンターを乗せる事ができますが、サーチできるモンスターに違いがあります。ペンデュラム効果では、同名カードを含む全てのペンデュラムモンスターがサーチ対象となり、魔法カードさえあれば、手札がこのカードのみの場合にもペンデュラムモンスターをサーチする事でペンデュラム召喚に繋げられます。ペンデュラムゾーンへの発動も魔法カードの発動として扱われるため、魔力カウンターが溜まり、効果の再使用も狙いやすくなります。汎用性の高い『音響戦士ギータス』や『竜剣士ラスターP』などが有力なサーチ候補です。乗せられる魔力カウンターの数に上限がないため、『マジックテンペスター』や『アーカナイト・マジシャン』を採用するデッキでは『魔法都市エンディミオン』の代替を務められます。もちろん併用する事で魔力カウンターを一気に稼ぐのも手です。『テラ・フォーミング』を無理なく採用でき、どちらかの発動がもう一方の魔力カウンターを乗せる効果のトリガーにもなります。ペンデュラムゾーンのカードを破壊する魔法カードとも相性が良く、破壊したペンデュラムモンスターを再びペンデュラムゾーンへ発動する事で高速で魔力カウンターを乗せる事ができます。『天空の虹彩』ならば、「オッドアイズ」ペンデュラムモンスターをサーチできるため、アドバンテージを損失する事もありません。破壊したペンデュラムゾーンのカードをペンデュラム召喚で展開すれば、さらにアドバンテージを獲得する事も可能です。モンスター効果では、レベル1の魔法使い族がサーチ対象となり、手札誘発効果を持つ『エフェクト・ヴェーラー』、特殊召喚が容易な『ジェスター・コンフィ』や『マジシャンズ・ソウルズ』が候補に挙がります。『封印されしエクゾディア』以外の「エクゾディア」をサーチできるので、【図書館エクゾ】のギミックを流用する事で【エクゾディア】に組み込む事も可能です。さらに上昇率は高いとは言えませんが、魔力カウンターの数に応じて自己強化されるため、サーチの役目を終えた後も下級アタッカーとして運用できます。ただし、攻撃力が強制的に変動する関係上、『No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ』は天敵です。また、サーチ効果は両方ともカード名称による発動制限がないため、『竜剣士ラスターP』や『連成する振動』でこのカードを破壊し、再びフィールドに出せば再び効果を使用できます。当然、魔力カウンターをもう一度溜める必要はありますが、その点は『魔法都市エンディミオン』と併用する事でフォロー可能です。難点はこのカード自体を即座にサーチする手段が乏しい事で、フル投入するか、複数のサーチ手段を用意する事でカバーしましょう。サーチするタイミングこそ遅いものの、『魔装戦士 ドラゴディウス』や『フロント・オブザーバー』は好相性です。