#796 朔夜しぐれ

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第50弾メインBOX「ストライカー・エクスパンション」

マスターデュエルでの入手方法
(1)マスターパック

『朔夜しぐれ』は風属性・アンデット族の下級モンスターです。
チューナーモンスターに属し、特殊召喚に成功した相手モンスターの効果を無効にし、そのモンスターがフィールドを離れた際にダメージを与える誘発効果を持ちます。
同様の効果を持つ手札誘発には『エフェクト・ヴェーラー』と『無限泡影』が存在します。両者と比べた場合、バーンが発生する点、自分フィールドに出された相手のモンスターを対象にできる点で優れています。『エフェクト・ヴェーラー』に対しては、発動が相手メインフェイズに限定されていない点、“捨てて発動する”のでカードを墓地へ送れない状況でも発動できる点で優り、『無限泡影』に対しては、フィールドの状態に関係なく手札から発動できる点で優ります。逆に、両者より劣るのは発動できるタイミングが相手が特殊召喚に成功した場合に限られる点です。相手ターンに発動する場合、特殊召喚の多くはメインフェイズに行われるため、発動できるタイミングにおいて『エフェクト・ヴェーラー』より優れているとは言えません。通常召喚したモンスターに対応していないので、『魔界発現世行きデスガイド』などの通常召喚を起点とする展開を止める事もできません。発動タイミングが制限されているため、相手の効果の発動を不発にして、コストを無駄に払わせるといった運用も難しいのが実情です。また、展開の過程でフィールドから離れやすいモンスターは基本的にステータスが低いので、大したダメージは期待できません。バーンダメージを稼ぎたい場合は大型モンスターに対して発動する事になりますが、その場合は自前で除去手段を用意する必要があります。とは言え、狙い目となるモンスターの登場を悠長に待ち構えていると、途中で妨害手段を持つモンスターを並べられたり、そもそも耐性を持っている大型モンスターを出されたりといった具合に、除去してバーンを狙う以前にこのカードの効果自体が通らなくなる事も珍しくありません。展開要員のモンスターでも1000前後の攻撃力を持つものは少なくないため、デュエルの終盤ではそれらに対して発動する事で相手の展開を阻害できる可能性はあります。相手ターンの妨害札としては『エフェクト・ヴェーラー』や『無限泡影』に劣る場合が多いので、自分ターンに発動できる点と相手が特殊召喚したモンスターならばフィールドに関係なく発動できる点を活かしましょう。頻度は高くないものの、自分ターンに相手が特殊召喚するモンスターとしては「アーティファクト」や、シンクロチューナーなどを介して出されるシンクロモンスターが該当し、除去・制圧効果を持つものがほとんどなので、それらを無効にできれば確実に優位に立てます。自分がフィールドにカードを出した後に相手が特殊召喚してくる事も多いので、メタとしての確実性は『無限泡影』に優ると言えます。展開要員のモンスターと異なり、相手がわざわざ自分ターンに出してきたモンスターはステータスが高い場合が多いので、効果を無効にしたモンスターを除去できれば引導火力にもなりえます。【相剣】や【勇者トークン】などトークンを使用するデッキに対しては『トークンコレクター』対策としても機能します。フリーチェーンで発動できる除去カードと併用すれば、破壊耐性や除外耐性を無視して除去とバーンを両立できるため、相性は抜群です。特に『破壊輪』は自分もダメージを受けますが、相手モンスターの攻撃力の2倍のダメージを与える事ができます。