#545 ヴォルカニック・クイーン

デュエルリンクスでの入手方法
(1)セレクションボックスミニVol.03
(2)第40弾メインBOX「クロス・ディメンション」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「猛火の魔獣」
(2)セレクションパック「ブレイジング・アリーナ」

ヴォルカニック・クイーン』は炎属性・炎族の特殊召喚モンスターです。
相手モンスターをリリースし相手フィールドに特殊召喚できる召喚条件と、相手にダメージを与える起動効果と、自分エンドフェイズに自身以外をリリースするか自分がダメージを受ける誘発効果を持ちます。
「壊獣」や『溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム』などと同様に、特殊召喚条件の手順によって相手モンスターを強制的にリリースできます。召喚条件・デメリット共に類似する『溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム』と比べると、リリースできるモンスターの数が少ない分、小回りが利きます。ただし、特殊召喚するターンは通常召喚ができなくなるため、相手モンスター1体を除去するカードとしては「壊獣」の方が扱いやすいのが実情です。特殊召喚モンスターである事を活かせる【インフェルノイド】や【推理ゲート】では「壊獣」より優先できるでしょう。また、召喚権が余りがちな【ドライトロン】などでも活躍の場はあると言えます。「壊獣」に比べると低いステータスは、戦闘破壊による除去が容易というメリットと捉える事も可能です。基本的な使い方は『溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム』と同様ですが、大量展開するデッキや、特殊召喚自体を封じてくる【結界像ビート】を仮想敵とした場合、サーチカードの有無も含めて、こちらを優先する意義は乏しいと言えます。エンドフェイズに、相手にリリースかダメージの二択のデメリットを迫れますが、バーン効果で自分がダメージを受ける可能性もあります。1000ダメージは軽視できる数値ではなく、迂闊にライフコストを払っている状況では致命傷にもなりかねません。『溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム』と違い、デメリットのバーン効果のタイミングが遅いため、バーン効果を逆利用された挙句に素材として処理されたりすると踏んだり蹴ったりです。【ヴォルカニック】においては、『ヴォルカニック・バックショット』で突破できない破壊耐性持ちを除去できるので、デッキの除去能力の補完に大きく役立ちます。手札で腐った場合でも『ブレイズ・キャノン・マガジン』によりドローに変換できるのは、差別化の大きな要素です。ただし、『炎帝近衛兵』や『ヴォルカニック・ロケット』と召喚権を取り合う場面が多く、「壊獣」との競合は避けられません。