#798 溟界妃-アミュネシア

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第50弾メインBOX「ストライカー・エクスパンション」

マスターデュエルでの入手方法
(1)セレクションパック「インヴィンシブル・レイド」

『溟界妃-アミュネシア』は闇属性・爬虫類族の最上級モンスターです。
自分フィールドのモンスター2体をリリースして自己再生できる起動効果と、相手フィールドのカード1枚を墓地へ送る誘発効果と、同名カード以外の光・闇属性の爬虫類族を蘇生できる誘発効果を持ちます。
①の効果は「溟界」最上級モンスターの共通効果で、2体のリリースが必要である事を踏まえると、消費の面ではアドバンス召喚した場合と変わりません。墓地へ送る下準備は必要ですが、召喚権を使わずに済む点と、羊トークンなどの制約があるトークンを利用できる点を活かしたいところです。②の効果は対象を取らない上に、カードの種類を問わず、破壊ではない除去なので、極めて利便性の高い除去手段ですが、“相手の墓地のモンスターが蘇生した場合”という発動条件を満たしにくいのがネックになります。【アンデット族】などは相手のプレイングがトリガーとなる場合も考えられますが、自分が狙ったタイミングで使用するには『一惜二跳』、『溟界の漠-フロギ』、『溟界の虚』、『天龍雪獄』といった少々癖のあるカードを併用せざるを得ません。そもそも相手の墓地のモンスターが蘇生した時点で、相手にアドバンテージを与えているも同然で、そこから1枚を除去してもこちらのアドバンテージには直結しません。さらに、これらのカードは【爬虫類族】とのシナジーが薄く、自然に組み込むのは難しいのが実情です。積極的に狙う場合は、このカードを中心に特化した構築を目指す必要があるでしょう。そうでないなら、この効果は潔く無視して、たまたま相手が蘇生した場合に使える効果である、程度の認識に留めておくのが無難です。『溟界神-オグドアビス』は墓地から蘇生したカードを除去できないので、相手が蘇生した厄介なモンスターを除去する手段としては役立ちます。「溟界」最上級モンスターは自身の蘇生効果を使うと無視できないデメリットが発生するため、③の効果で蘇生する価値は高いと言えます。それ以外には、相手の除去に対する保険として機能する『エーリアン・ソルジャー M/フレーム』が候補になります。トリガーとなる“相手の手札・デッキからモンスターが墓地に送られた場合”については、墓地肥やしや手札誘発が当たり前の現環境では相手任せでも確実に条件を満たす事ができるでしょう。能動的に使用したい場合は、『溟界の漠-ゾーハ』の①の効果が利用できます。受動的ではあるものの、②の効果に比べれば圧倒的に使用しやすい効果なので、③の効果を念頭に構築に組み込むのが妥当です。