デュエルリンクスでの入手方法
(1)第40弾ミニBOX「ハート・オブ・エクシーズ」
マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「魔導知識の術式」
(2)ストラクチャーデッキ「スペルブック・オブ・プロフェシー」
『魔導皇聖 トリス』は光属性・魔法使い族のエクシーズモンスターです。
自分フィールド上のエクシーズ素材の数に比例して自己強化される永続効果と、デッキを5枚めくって出た「魔導書」の数までモンスター除去を行う起動効果を持ちます。
①の効果により、エクシーズ召喚に成功した時点で攻撃力2600となりますが、②の効果を使用する事を考えれば心許ない数値です。『オーバーレイ・リジェネレート』などが擬似的に攻撃力300アップとして機能します。他のエクシーズモンスターのエクシーズ素材もカウントされますが、このカードを出すだけで相当の手間がかかるため、エクシーズモンスターが複数並んだ布陣を想定するのは現実的ではありません。複数展開による強化を狙うならば、既にエクシーズモンスターが存在する盤面にこのカードを追加するか、上昇値は下がるものの『エクシーズ・リボーン』などを活用しましょう。同じ魔法使い族の『Ｎｏ．１１ ビッグ・アイ』で相手のエクシーズモンスターを奪う手もあります。②の効果は発動した時点では破壊する処理が確定していないため、『スターダスト・ドラゴン』や『スターライト・ロード』などの効果を発動されない利点があります。また、デッキトップをめくって確認した中にある「魔導書」の数“まで”のため、自分フィールドのモンスターを巻き込む事はありません。ただし、めくる前にシャッフルを行う関係上、あらかじめ期待値を上げる事はほぼ不可能です。「魔導書」はサーチ手段が多く、デッキ内に枯渇しがちなので、複数破壊を狙いたい場合は『魔導戦士 フォルス』や『魔導書院ラメイソン』で、デッキの「魔導書」を増やしておく必要があります。仮にデッキ枚数が34枚で、その中に「魔導書」が10枚存在する場合、1枚以上破壊できる確率は約85%程度です。1枚しか破壊できない確率は約38%、2枚以上破壊できる確率は約47%で、破壊できるカードの数の期待値は1.47枚となります。相手モンスターの破壊が目的ならば、同ランクで攻撃力も高い『Ｎｏ．６１ ヴォルカザウルス』や、戦闘を介する必要はあるものの『始祖の守護者ティラス』で事足ります。カードの種類を問わず複数除去できる可能性がある点、【魔法使い族】で『一族の結束』を阻害しない点、破壊処理の不確定性を逆利用できる点、などで差別化を図りたいところです。カードをめくって確認した後にデッキトップを操作できるため、『デーモンの宣告』や『リチュア・ディバイナー』を使用するデッキとは相性が良いと言えます。ただし、「魔導書」はサーチ手段が多いためにデッキトップを操作する旨味が少なく、これらのカードとは噛み合わない面もあります。この点を活かす場合は、『王立魔法図書館』などを併用し、ドローを加速するギミックを組み込むのが合理的です。エクシーズ素材は魔法使い族を指定していますが、『ＴＨＥ トリッキー』、『太陽の神官』、『ガガガマジシャン』などを使えば比較的容易にエクシーズ召喚できます。ただし、効果は「魔導書」の存在を前提としているため、【魔導書】、もしくは「魔導書」を大量に採用した【魔法使い族】以外で採用するのは現実的ではありません。『魔導戦士 フォルス』や『魔導老士 エアミット』を自身の効果や「魔導書」でレベル5にするのが効率的です。『ネクロの魔導書』でレベル4を除外して蘇生した『魔導術士 ラパンデ』ならば、エクシーズ素材から取り除く事でその効果を使う事もできます。とは言え、素材に縛りがある事以上に、ギャンブル性の高い効果ゆえに扱いづらさの方が目立つモンスターである事は間違いありません。
