#778 結束と絆の魔導師

デュエルリンクスでの入手方法
(1)デュエリストの絆

マスターデュエルでの入手方法
(1)デュエリストの絆

『結束と絆の魔導師』は光属性・魔法使い族の特殊召喚モンスターです。
自分墓地のカードが25枚以上の場合のみ特殊召喚できる召喚条件と、相手墓地のカードが25枚以上の場合にステータスが2500自己強化される永続効果を持ちます。
召喚条件を満たすためには、相当に意図的な墓地肥やしが必要です。また、ランダムに墓地を肥やそうとするとこのカード自身が墓地へ送られてしまう可能性も高まるため、何らかのサルベージ手段も併用するべきでしょう。しかも自己強化を発動するには相手の墓地にも大量のカードが存在しなければなりません。デッキ破壊を仕掛ける事で能動的に条件を満たす事は可能ですが、同時に相手に墓地アドバンテージを与える危険な行為でもあります。相手に猶予を与えれば自分の不利にしかならないので、両方の条件を満たしたターンに速攻で展開と攻撃に持ち込み、勝負を決めたいところです。攻守5000のステータスであれば多大な戦闘ダメージが期待できる上に、モンスター除去と併用してダイレクトアタックに成功すれば初期ライフの半分以上が消し飛びます。同名カードの特殊召喚に制限はないため、複数を展開できればワンターンキルも視野に入ります。【現世と冥界の逆転】は互いの墓地の枚数を要求するので、ギミックを流用しやすいです。『隣の芝刈り』や「ライトロード」などの、とにかく枚数を優先して墓地を肥やすデッキでも特殊召喚するところまではそれほど難しくありません。ただし、墓地を肥やす副産物として高攻撃力に繋げたい場合、『カオス・ネクロマンサー』と競合します。あちらは墓地にモンスターが17体存在する時点で攻撃力5100となり、このカードより少ない枚数で攻撃力が高くなります。このカードを採用する場合は、魔法・罠カードを枚数に含められる点、自己特殊召喚できる点で差別化を図る必要があります。そして一番の問題は、これだけのお膳立てが必要であるにも関わらず、所詮は“特殊召喚できる攻撃力5000”でしかない点です。耐性を含むその他の効果を一切持たないため、そもそも攻撃を通すには他のカードのサポートが不可欠である事、1体だけではワンターンキルは不可能であるため、複数展開したり、攻撃力をさらに上げるサポートが必要である事といった問題を避けて通れませんが、互いの墓地に25枚ものカードを送った上で、そういったサポートを手札に用意するのは難しいと言わざるを得ません。そもそもそこまで相手の墓地を肥やせているなら、デッキ破壊を続行して勝負を決めてしまう方が現実的でしょう。