#412 月光舞剣虎姫

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第26弾メインBOX「ジャッジメント・フォース」
(2)デッキビルドBOX「ワイルド・スピリット」

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「鳥と月の踊り」
(2)セレクションパック「フュージョン・ポテンシャル」

『月光舞剣虎姫』は闇属性・獣戦士族の融合モンスターです。
特殊召喚方法を制限する効果外テキストと、墓地および除外されている獣戦士族の数に応じて自身を強化する永続効果と、相手の効果の対象にならない永続効果と、融合モンスターを強化する起動効果を持ちます。
3体の融合素材が必要ですが、下級「ムーンライト」3体で融合召喚できるので、『月光舞豹姫』や『月光舞獅子姫』に比べれば難易度は格段に下がります。『月光融合』で部分的に負担を軽減する、『月光狼』で墓地融合する、各種の蘇生効果を駆使する、など損失を抑えるギミックも豊富です。なお、『月光融合』でデッキ融合を行う場合と、フィールドの『月光彩雛』を融合素材とする場合は、『月光舞豹姫』と『月光舞獅子姫』も融合召喚可能な状態になっています。融合素材にした「ムーンライト」が総数に反映されるため、①の効果は最低でも600の自己強化が保証されます。墓地と除外の両方をカウントするので、『月光狼』で墓地融合したり、相手に墓地のカードを除外されたりしても、強化の数値は下がりません。【ムーンライト】は属性・種族の点で『闇の誘惑』による手札交換や除外を絡めやすいので、それらをデッキに活かせるのは大きな利点です。また、「ムーンライト」以外の獣戦士族もカウントし、相手の墓地も参照するため、汎用性のある獣戦士族を絡めるという手もあります。②の効果は対象を取らない破壊には無力ですが、バウントと除外は対象を取るものが多いので、③の効果を安全に通す点では頼りになります。③の効果は、融合モンスター1体の攻撃力を『青眼の白龍』1体分上昇させるという数値の上では類を見ない破格の効果です。ただし、基本的にワンターンキルを理想とする【ムーンライト】にとっては、墓地へ送られたターンに発動できない制約は痛く、速攻性に欠けます。相手ターンに除去された場合の巻き返しのための効果と言えるでしょう。あるいは攻撃できない先攻1ターン目に『月光彩雛』で墓地へ送っておくのも良いかも知れません。強化効果の対象は「ムーンライト」に限定されていないので、『轟雷帝ザボルグ』による『ミラクルシンクロフュージョン』を狙うデッキでも採用が検討できます。併用される事が多い『捕食植物キメラフレシア』も効果を発動するのに1ターン待つ必要があるので、墓地へ送られたターンに即座に発動できない事は問題になりません。『月光舞豹姫』や『月光舞獅子姫』と比較すると、素材に融合モンスターを必要としないため出しやすさで優る一方、前者は2回連続全体攻撃が可能で、後者は攻撃力3500で直接攻撃できる点から、ダメージ総量では敵わない可能性が高いです。耐性の面でも『月光舞獅子姫』には大きく劣り、連続攻撃や全体除去でボードアドバンテージを得る事もできません。出しやすさを活かして先攻1ターン目に融合召喚し、②③の効果で相手を牽制する役割が向いています。