#675 時械神ハイロン

デュエルリンクスでの入手方法
(1)第45弾ミニBOX「パルス・オブ・クェーサー

マスターデュエルでの入手方法
(1)シークレットパック「未来よりの刺客」

『時械神ハイロン』は地属性・天使族の最上級モンスターです。
「時械神」共通のデッキから特殊召喚できない召喚制限、リリースなしで召喚できる分類されない効果、戦闘・効果で破壊されず自分への戦闘ダメージを0にする永続効果、自分スタンバイフェイズにデッキに戻る誘発効果と、戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に相手のライフポイントが自分より多い分だけダメージを与える誘発効果を持ちます。
「時械神」共通の性質として、デッキからリクルートできない制約があります。『時械巫女』や『無限光アイン・ソフ・オウル』はこの制約を無視してリクルートする事が可能です。①の効果により、リリースなしで召喚できるので、最上級モンスターでありながら手札事故の要因にはなりにくいと言えます。②の効果のおかげで③の効果を活かせない状況でも、往復1ターン限定の壁としては十分に機能します。永続効果のため、大型モンスターの多くが苦手とする『SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング』を恐れる必要は皆無です。④の効果による自己バウンスを回避したい場合は、『強制脱出装置』などで手札に戻す、『月の書』などで裏側表示にする、などの方法が考えられます。相手ターンの防御手段を別に用意し、効果発動後のメインフェイズ2に『アドバンスドロー』でドローに変換するのも手です。メインフェイズ2に『強制転移』などで相手モンスターとコントロールを交換した場合、このカードは直後の相手スタンバイフェイズに自分のデッキに戻るので、実質的に相手モンスターのコントロールを奪取できます。「時械神」の性質上、基本的に1ターンに1体しか展開できないので、召喚時に『神の宣告』を撃たれると無防備になりやすいのが難点です。攻撃宣言が効果のトリガーなので、『ネクロ・ガードナー』などで攻撃を阻まれると途端に不利になります。他のモンスターによるサポートも考慮に入れる必要があるでしょう。また、破壊以外には一切の耐性を持たないため、再利用できるバウンスはまだしも、除外や効果の無効化には極めて弱く、守りを固める場合は『神縛りの塚』などと併用したいところです。『光神化』とは相性が良く、元々の攻撃力が0である上に、効果で破壊されないのでデメリットはほとんどありません。手札消費は激しくなりますが、他の「時械神」を通常召喚できれば、メインフェイズ2にランク10のエクシーズ召喚に繋げる事も可能です。『虚無空間』とも好相性で、このカードの召喚は阻害されず、デッキに戻る事であちらの自壊も避けられます。同様の理由で『強欲で謙虚な壺』や『命削りの宝札』などの特殊召喚できなくなる制約を持つドローソースも併用しやすいでしょう。ただし、重要なサーチカードの『時械巫女』とは相性が悪いので、採用する枚数は吟味する必要があります。③の効果は自分のライフが相手より少ない場合にしか発動できないため、他の「時械神」と比べて使い時が限られます。通常の構築では『時械神ミチオン』や『時械神サンダイオン』で相手ライフを削る方が効率的です。この効果を活かすのであれば、大きなライフコストを要求するカードを併用し、自分のライフを減らしてから発動する事でワンターンキルの圏内に持ち込む事を狙いたいところです。このカードと『デビル・フランケン』を並べ、レベル10の融合モンスターを出し、『デビル・フランケン』で自爆特攻して自分のライフを2000以下にしてから、このカードで攻撃して相手ライフを2000以下にできれば、メインフェイズ2で『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』をエクシーズ召喚する事でワンターンキルが成立します。『レッド・リブート』とは相性が良く、手札から発動する事で攻撃を安全に通せる上に、ライフコストを払う事で相手ライフを大きく減らせます。相手を回復させてしまう『成金ゴブリン』や『ソウルテイカー』を使用した場合も、この効果を発動できればデメリットはなくなります。『死皇帝の陵墓』や『スター・ブラスト』で自分のライフを削りつつ出すのも手です。自分と相手のライフを同じにするため、『ライフチェンジャー』の代わりにならない事もありません。限界までライフを減らせば、『大逆転クイズ』によるワンターンキルと似たような運用も可能です。変則的な使い方ですが、相手に送りつけて、『リフレクト・ネイチャー』を発動してから攻撃すると、相手へのバーンが発生します。直前のターンに『時械神ミチオン』で相手のライフを半分にするなどして、自分のライフが相手より2倍以上多い状態にしておけば、バーンで相手のライフを0にできます。